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デジタルカメラ講座
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デジタルカメラの内部信号処理
【第三十回】
デジタルカメラの心臓部といえるのが、アナログの画像情報をデジタルに変換し、
さらにさまざまな処理により、カラー画像として組み立てる画像処理エンジンです。
さらにさまざまな処理により、カラー画像として組み立てる画像処理エンジンです。
レンズを通過してCCDで撮影されたアナログの画像情報をデジタルデータに変換するだけでは、デジタル画像は生まれません。1枚の画像を構成する膨大なデジタルデータに、さらに画像処理エンジンによってさまざまな演算処理を加えて初めて、人が見ることができるカラー画像となります。正しい色とディテール、速写性能など、まさにデジタルカメラの基本性能を決定づけるプロセスです。
デジタルカメラの内部信号処理の流れ
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デジタルカメラの画像を決定する要素
デジタルカメラの画像の美しさは、レンズの光学性能+CCDの画素数と性能+映像処理エンジンの性能により決まります。
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デジタルカメラの速写性能
上の図のように膨大な画像データの一連の処理が必要なため、デジタルカメラの速写性能は画像処理エンジンや圧縮処理の能力で決まります。シャッターを押してから実際に記録されるまでのタイムラグが少なく、コマからコマの撮影間隔も短いカメラは、連続的なシャッターチャンスにも強く、優秀なデジタルカメラといえます。