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デジタルカメラ講座
CCD(撮像素子)の画素数とサイズ
【第二十六回】
デジタルカメラの画質を左右する大きな要素が、画像を取り込むCCDの性能です。
すなわち画素数とCCDサイズ。数字が大きいほど緻密できれいな画像を記録できます。
すなわち画素数とCCDサイズ。数字が大きいほど緻密できれいな画像を記録できます。
CCDの表面を拡大すると、小さな点が縦横に並んでいます。この点のひとつひとつがフォトダイオードと呼ばれる受光素子で、その一個が一画素。画像を構成する最小単位です。そしてCCD上に並ぶすべての画素の数が「画素数」。200万画素や400万画素とあらわし、数字が大きいほど細密な画像を記録できます。またCCDサイズが大きく、画素自体が大きいほうが集光量が多く、よりきれいな画像が得られます。
「ドット」も「ピクセル」も「画素」も、基本的には同じものです。デジタル画像を構成する最小の要素です。
画素数と解像度
銀塩フィルムカメラの解像力はレンズで決まりますが、デジタルカメラのCCDは格子状の一定パターンで画像を記録するため、解像力の限界はCCDの画素数で決まってしまいます。
■CCDの画素数が少ない | ■CCDの画素数が多い |
CCDサイズと画像の関係は?
CCDの性能は、単純に画素数のみであらわされるのではありません。ひとつの画素のサイズが大きいほど、取り込める光の量が増え、同じ解像度でも、CCDサイズの大きいほうがきれいな画像が得られます。
CCDの大きさは、テレビなどと同様に「インチ」で対角線によりあらわされ、2/3インチ(8.8×6.6mm)、1/2インチ(6.4×4.8mm)、1/3インチ(4.8×3.6mm)などと表記されます。
総画素数と有効画素数
総画素数は、CCD上に並んでいる受光素子すべての画素数です。しかしすべてが画像を再現するのではなく、フィルムと同じアスペクト比にトリミングされ、さらにデータを送る回路に使用されるなどして、実際に画像記録に使用される画素数は少なくなります。この画像用に使われる画素数を有効画素数といいます。