デジタルカメラ講座
LUMIX
絞り値と表現の違い
絞りの働きはふたつあります。ひとつは露出量のコントロール。もう ひとつは被写界深度やボケの表現です。絞りを開くと被写界深度が 浅くなり、バックがボケてきます。絞り込むほど被写界深度は深くなり、 手前から奥までしっかりピントが合うようになります。この効果により、 空気感や奥行き感の演出、主題のクローズアップや遠景までピントを 合わせるパンフォーカスなど、多彩な表現が楽しめます。

絞りによる露出のコントロール
人間の眼の瞳孔と同じに、レンズを通過する光の量を絞り羽根の開閉によってコントロールするのが絞りです。
絞りを開く(F値を小さくする)ほど光の量は多くなり、絞り込む(F値を大きくする)ほど、取り込まれる光の量は少なくなります。
●絞りを最大に開いた状態を「開放」といい、最小に絞った状態を「小絞り」といいます。
※F値とは、レンズの焦点距離を有効口径で割った値です。
■絞りと光量
絞りと光量

■同じシャッター速度で絞り値を変えてみました。

開く
絞り込む
●絞り値:F2.8
●シャッター速度:1/125秒
●絞り値:F5.6
●シャッター速度:1/125秒
●絞り値:F11
●シャッター速度:1/125秒
絞り開放で撮ったため、
光の量が多く白っぽい写真に。
絞り込んで撮ったため、
光の量が少なく暗い写真に。

絞り値の変化による表現の違い
絞り値を変えることで、被写界深度やボケをコントロールし てさまざまな写真表現が楽しめます。

    開放絞りでは ピントの合っている被写体の手前も大きくボケて、主題をクローズアップしています。
  • 開放F値の明るいレンズを使うほど被写界深度は浅くなり、より大きなボケが得られます。
    中間絞りで は、まん中あたりからボケはじめ、奥へ行くほど大きくボケが広がっていきます。
    手前から奥の 被写体まですべてが
    しっかり写しこまれています。
  • 被写界深度は絞りの他、レンズの
    焦点距離が短いほど、また撮影距離が
    遠いほど深くなります。
    画面の手前から奥までをシャープに描
    くパンフォーカス表現を行うには、広角
    レンズを小絞りで使うのがポイントです。
第五回へ
第七回へ
講座一覧へ