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デジタルカメラ講座
ピントと被写界深度
【第五回】
ピントが合うとは、ある一点の部分が鮮明に写ることですが、実際にはその一点の前後の範囲が鮮明に写ります。このピントが合う前後の範囲を被写体深度といいます。
被写体にピントをしっかりと合わせることは、写真の基本です。さらに、ピントの合う前後の範囲「被写界深度」も考えて写真を撮ると良い写真が撮れます。ピントの合う前後の範囲が狭い状態を「被写界深度が浅い」、広い状態を「被写界深度が深い」といい、主にレンズの絞り値を変えることでコントロールできます。
被写界深度による描写の違い
レンズの絞りを開放側にするほど被写界深度は浅くなり、絞り込むと被写界深度は深くなります。
被写界深度を変えるその他の要素
被写界深度のコントロールは、レンズ絞り値の変更の他に、
焦点距離の短い広角レンズでは被写界深度が深く、焦点距離の長い望遠レンズでは浅くなります。
また、被写体との距離が離れている場合、被写界深度は深くなり、距離が近づくほどに被写界深度は浅くなります。
- レンズの焦点距離
- 被写体からの距離
焦点距離の短い広角レンズでは被写界深度が深く、焦点距離の長い望遠レンズでは浅くなります。
また、被写体との距離が離れている場合、被写界深度は深くなり、距離が近づくほどに被写界深度は浅くなります。