デジタルカメラ講座

LUMIX
各種の画像ファイル形式
【第三十三回】

パソコンに取り込んだ画像データは画像ファイルとして扱われます。
画像ファイルには、さまざまな記録方式の違い、すなわちファイル形式があります。

LUMIX(ルミックス)付属の画像・映像管理ソフトウェア「PHOTOfunSTUDIO(フォトファンスタジオ)」で画像データをパソコンに取り込めます。画像データの記録方法の違いにより、画像で使われる色数や圧縮率が異なり、画像データのサイズや画像の精細さが変わります。記録方法の違いによるファイルの種類のことをファイル形式と呼び、各ファイル形式とその特徴や用途をご紹介します。

ファイル形式 特 徴 主な用途
JPEG
(ジェイペグ)
Joint Photographic Experts Group
フルカラーの静止画像を高い圧縮率で圧縮して保存できるファイル形式です。圧縮率を自由に設定でき、数分の1から数十分の1程度まで圧縮することができます。しかし圧縮率が高いほど解凍した時の画像の劣化も大きくなります。
デジタルカメラの記録形式。
Web画像やメールへの添付用など。
・Exif情報を付加できます。(*)
BMP
(ビーエムピー)
Bitmap
ウィンドウズパソコンの標準的な画像ファイル形式です。白黒画像からフルカラーまでの色数を使用できます。基本的には非圧縮で画像を保存します。 データはまったく圧縮されていないため、同じ解像度の画像ならJPEG形式やTIFF形式のデータと比べてファイルの容量が大きくなります。 保存用など。
TIFF
(ティフ)
Tagged Image File Format
基本的にTIFF形式のファイルは非圧縮ファイルとして記録されるためファイルサイズは大きくなります。 形式の自由度が高いため、記録方式によってさまざまな種類があり、同じTIFF形式でも互換性がない場合もあります。また圧縮による品質劣化のないデータ圧縮も可能です。
デジタルカメラの記録形式。
高画質のままのデータ保存用。
・Exif情報を付加できます。(*)
RAW
(ロウ)
Raw
デジタルカメラで画像処理が行われていないそのままのデータ形式です。デジタルカメラ固有のデータ形式のため、画像データの再生には専用のソフトウェアを必要とします。撮影後、専用のソフトウエアで明るさやホワイトバランスなどの修正ができ、JPEG形式に変換できます。JPEG形式よりも高画質で画像を記録できますが、JPEG形式に比べデータ容量が大きくなります。 デジタルカメラの記録形式。
画像処理が行われてないデータの保存用。
GIF
(ジフ)
Graphics Interchange Format
インターネットで流通しやすいように、ファイル容量を小さく抑えたファイル形式です。モノクロは256階調、カラーは256色以下にすることで画像サイズを抑える汎用の画像ファイル形式です。フルカラー表現を必要とする写真等には向いていませんが、アニメーションや透明色の使用が可能です。品質劣化のないデータ圧縮をおこなってます。 Web画像用など
PNG
(ピング)
Portable Network Graphics
コンピューターで扱う画像データのファイル形式のひとつ。インターネットでの利用を目的として開発されました。品質劣化のないデータ圧縮を行っているため、写真のような画像データの場合、JPEG形式に比べデータ容量が大きくなります。一般的にGIF形式よりは圧縮率が高く、半透明の表現が可能です。 Web画像用など
MPO
(エムピーオウ)
Multi-Picture Object
複数の画像を1つの画像ファイルとして扱うためのファイル形式。3D撮影では、左目用と右目用の2枚の画像がデジタルカメラ内でつくられ、MPOファイルとして記録します。 3D撮影の記録形式など。
Exif
(エグジフ)
Exchangeable image file format
(*) JPEGやTIFFには、Exifという記録方法で、撮影した画像データと併せて、撮影日時やデジタルカメラの機種名、絞り値、画素数、ISO感度、GPS情報(位置情報)などの情報を画像に埋め込んで記録することができます。又、Exifでは、本体の画像データの他に、小さい画像データを記録して、全体をすばやく確認することもできます。Exifで記録された情報は、市販のアプリケーションを使って削除できます。


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