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デジタルカメラ講座
フィルターとフードの種類と、その効果
【第二十四回】
フィルターには、光の自由なコントロールから特殊効果用まで多彩な種類があります。
またレンズに入る不要な光線をカットする役割をするのがフードです。
またレンズに入る不要な光線をカットする役割をするのがフードです。
フィルターには、光をコントロールして写真のイメージをさらに高めるものから、ユニークな特殊効果を演出できるもの、レンズ面を保護するものまで、さまざまな種類があります。またレンズフードはレンズに入る不要な光をカットして、フレアやゴーストの発生を抑制する必須アイテムです。
光量コントロール(NDフィルター)
レンズに入る光量を抑える働きをします。明るい日中にスローシャッターで撮影したい場合などに威力を発揮します。
フィルター無し 明るすぎて、遅いシャッター速度が使えない。 |
フィルター有り 光量をフィルターでカットして、スローシャッターが切れました。 |
偏光(PLフィルター)
偏光フィルター特有の、色彩コントラストを強調する効果を活かして、青空や木々の緑がより鮮やかに表現できます。
フィルター無し |
フィルター有り |
不要な反射光を除去する働きを活かして、水面やガラス面などの光の反射を抑えよりクリアなイメージで撮影ができます。
フィルター無し |
フィルター有り |
特殊効果(ソフト、クロス、レインボー、カラーイメージ)
■ソフト系フィルター
■クロス系フィルター
■レインボー
■カラーイメージ
レンズ保護(MC、UV、スカイライト)
レンズ保護用フィルターとして、紫外線をカットする無色透明のMC(マルチコーティング)フィルター、UVフィルター、そして晴天時の青かぶりを防ぐスカイライトフィルターなどが使われます。
フード効果(丸形、花形、角形)
レンズ前面に装着することで、レンズに入る不要な光をカットし、フレアやゴーストの発生を抑制する働きをするのがレンズフードです。さまざまな形状のものがありますが、その働きは基本的には同じです。
■レンズフードの形状
丸形 最も一般的なレンズフードで、主に標準、望遠系レンズに使われます。 |
花形 主に広角系レンズ用で、フードが画面に入らない(ケラレない)ように独特の形をしています。 |
角形 主に広角系のレンズ用で、画面の角にフードが写らないように配慮されたものです。 |
■レンズフードの効果
フード無し 画面内に不要な光線が入り、フレアが発生しています。 |
フード有り 不要な光線がカットされ、クリアな撮影が行えます。 |