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デジタルカメラ講座
レンズ倍率とmm表示の関係
【第十三回】
デジタルカメラではズームレンズの倍率を3倍や6倍というあらわし方。
いっぽう従来のフィルムカメラでは、35mm〜105mmなど焦点距離で具体的に表現。さてその関係は。
いっぽう従来のフィルムカメラでは、35mm〜105mmなど焦点距離で具体的に表現。さてその関係は。
デジタルカメラでは、広角端を1倍としてズーム倍率を表示します。しかし広角端は各カメラごとに異なるため、3倍だから何mmといった絶対値にはなりません。もし広角端が35mm相当なら、その3倍は105mm。広角端が25mm相当なら75mmです。倍率は同じでも、撮影された画像は105mmと75mmですから、画角など画像は大きく変わります。参考までに、倍率表示とミリ表示の対応を示しました。
■レンズ倍率とmm表示の関係
ズーム倍率の勘違いにご注意!
たとえば3倍ズームと聞けば、自分の眼で見た状態から3倍に拡大できると勘違いされる方が多くいらっしゃいます。しかし実際には広角端から3倍です。しかも人間の眼の画角は50mm相当、もし広角端35mmのデジタルカメラなら、人間の眼はすでに約1.5倍にズームされた状態を見ているわけです。こうした誤差をなくすには、まず広角端を確認して、そこから3倍までのズームによる変化を確かめておきましょう。