映像の圧縮と動作制約について

映像の圧縮と動作制約について

電波が弱い場合、モニターとチューナー部間の通信速度が低下しますので、映像はモニターに届きにくくなり、その結果、モニター上では、映像が途切れたり停止しやすくなります。また、電波が強くても干渉が多い場合も同様の現象が発生します。
※特に映像が高画質なほど(4K DR やDR の録画モードで録画した番組など)、映像が途切れたり停止する可能性があります。

チューナー部は、もとの映像を圧縮してモニターに送信する機能をもっており、この機能を使うと、そのままの映像を配信するよりも映像の途切れや停止を軽減することができます。

下記の「無線と映像品質の設定」はテレビ視聴や記録された番組(*)の再生時のみ有効です。
(*)TH-43LF1/TH-55LW1 :チューナー部の内蔵HDDに記録された番組
TH-43LF1L/TH-55LW1L:チューナー部に接続されたUSB-HDD(別売り)に記録された番組

イメージ画像:TH-43LF1

■ 映像圧縮の設定

  1. リモコンの「メニュー」ボタンを押して「設定」を選び、「決定」ボタンを押してください。
  2. 「ネットワーク設定」から「無線と映像品質の設定」を選び、「決定」ボタンを押してください。
  3. 映像が途切れたり停止する場合は、設定を「自動」もしくは「無線優先」にしてください。
    現象が改善される可能性があります。お買い上げ時の設定は「自動」です。
    • 「自動」選択時の動作
      電波状況が悪い場合に映像を圧縮してチューナー部からモニターに配信されます。
    • 「無線優先」選択時の動作
      電波状況にかかわらず、映像を圧縮してチューナー部からモニターに配信されます。
    • 「画質優先」選択時の動作
      画質をおとさずに放送画質、録画画質のままチューナー部からモニターに配信されます。
    • ※映像の圧縮レートについて
      電波状況に応じて、ハイビジョン放送の場合は5倍または10倍録相当に圧縮されます。
      同様に4K 放送の場合は4K 2倍録、4K 4倍録、2K(HEVC)相当に圧縮されます。
      したがって、小さなレートで録画されている番組の再生時は、「自動」や「無線優先」が選択されていても映像は圧縮されない場合があります。
      ※追っかけ再生の動作について
      追っかけ再生時は、設定にかかわらず「画質優先」で動作します。

■ 映像圧縮の設定

映像が圧縮されてチューナー部から配信されている場合、下記の動作制約があります。
● 放送視聴時の制約
  • 視聴開始までの時間がおそい(電源投入後,視聴画面がでるまで時間がかかる)
  • チャンネル切り換えが遅い
  • 4K放送の番組は最大2つまでしか音声を配信できない
● 録画番組再生時の制約
  • 番組選択後、再生開始まで時間がかかる
  • スキップ、10秒戻し、30秒送りに時間がかかる
  • 4K放送の番組は最大2つまでしか音声を配信できない

■ 映像が圧縮されて配信されている場合の表示

映像が圧縮されてチューナー部から配信されてる場合に、[画面表示]ボタンを押すことで映像の圧縮状態を確認することができます。
(※)「無線と映像品質の設定」が「画質優先」の場合や、「自動」の時にチューナー部から配信される映像が圧縮されてない場合には表示されません。