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デジタルカメラ講座
レンズの種類:ソフト、マクロ、魚眼レンズ
【第二十二回】
一般のレンズでは不可能な、個性的な表現を実現する特殊レンズの数々。
その独特の描写が、写真撮影の世界をさらに大きく広げます。
その独特の描写が、写真撮影の世界をさらに大きく広げます。
ある特殊な効果を実現するために生まれたレンズを、特殊レンズと総称しています。ピントを合わせた周囲にやわらかな光の滲みを加え、幻想的でソフトな表現ができる「ソフトレンズ」。花や虫などの小さな被写体に近寄って、超クローズアップ撮影を行えるのが「マクロレンズ」。そして180度以上の広大な画角を備え、まるで魚の眼で見た時のイメージで、広い範囲を湾曲させて写しとれる「魚眼レンズ」などがあります。
ソフトレンズ
ピントに芯がありながら、その周囲にやわらかな光の滲みを加えることで、印象派の絵画のような独特のイメージが演出できるレンズです。その幻想的な表現は、特に女性ポートレイトや花の撮影などで多く使われます。 |
マクロレンズ
被写体に接近して超クローズアップ撮影ができるレンズです。被写体と同じ大きさで写し取れる等倍のレンズや、半分のサイズで写せる1/2倍のレンズなどがあり、主に花や昆虫の撮影など、小さな被写体の撮影で多用されます。 |
魚眼レンズ
まるで魚の眼で世界を見た時のように、周囲が極端に湾曲した画像が撮影できます。180度以上の広大な画角を活かして、広い範囲をデフォルメしたような演出や、短い焦点距離を活かした近接撮影で、遠近感を極端に強調した演出が行えます。 |