デジタルカメラ講座

LUMIX
レンズの種類:標準レンズ
【第二十回】

人間の眼で見た感覚に最も近いといわれ、そのために標準レンズと呼ばれるのが焦点距離50mm近辺のレンズです。
その名の通り見たままの自然な描写が特徴です。

人間が両眼で一点を見つめた時、ピントが合い、色彩を認識できる角度が約50度といわれています。そして人間にとって見慣れた50度前後の画角を備えた50mm近辺のレンズを、標準レンズと呼んでいます。特色は見たままの素直な描写にあり、レンズで絵が刺激的に強調されることもありません。またボケをコントロールしやすく、自然でやわらかなボケが得られるところも大きな魅力です。

標準レンズ

レンズで絵が極端に強調されず、ほぼ肉眼で見たままの自然な描写が標準レンズの特徴です。パンフォーカスから、やわらかなボケまで、背景の絵づくりもコントロールできるため、スナップから風景撮影までオールマイティに活躍するレンズです。

50mm
人物のスナップ撮影でも、見たままの自然な写真が写せます。レンズによる強調が少ない分、構図の背景処理などが大切に。
 
遠近感も人間の感覚に最も近いため、旅の思い出などを目で見た印象のままで残せます。
 
絞りの調節で、背景をパンフォーカスからやわらかなボケまで自在に表現できます。ボケの自然さも、標準レンズの魅力です。


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