モニターの無線通信

本製品は、本体から住宅機器の情報や映像をモニターに送信するために、無線の電波を使用しています。

電波は、直線で届く場合と壁などの障害物で反射されて届く場合があり、本体からモニターの間に何も障害物がないときは、直線見通しで約35 m まで電波が届きます。

ただし、壁や天井などの障害物で反射の影響を受けるため、電波の届く範囲は変動し、届きにくくなります。

パソコンでのホームページ閲覧などと比較すると、映像の送信は情報量が多くなるため、電波が届きにくい条件で使用すると、映像が途切れたり、停止しやすくなります。

どんな場合に電波が届きにくいのか?

本体とモニターの直線上に、以下のような障害物があると電波は届きにくくなります。

金属(鉄筋コンクリート、金属製家具など)/水/人


また、以下のような場所も電波が届きにくくなります。

本体とモニターを別の部屋で使う場合:

本体とモニターの間にコンクリートや土などの壁がある

モニターをお風呂や台所などの水まわりの部屋で使用

本体とモニターを別の階で使う場合:

本体とモニターの間に床暖房の設備がある

本体とモニターの間に瓦などの屋根がある

電波の受信状態を確認するには

ネットワーク/無線状態」の画面で「電波状態(受信レベル)」のインジケーターが4つ以上(受信レベル30 以上)点灯していることが、安定した受信状態の目安です。

モニターのステータスバーでもインジケーターの数で受信レベルの確認ができます。

電波を届きやすくするには

本体やモニターの設置場所を変更してみる

電波が届きにくくなる障害物がないように設置してください。

本体とモニターの距離が近くなるように設置してください。

無線ブロードバンドルーター (無線LANアクセスポイント)を使って接続してみる

無線ブロードバンドルーターを使って、無線で接続する箇所に障害物がないように設置すると電波が届きやすくなります。

無線LAN中継機(別売品)を使う

無線LAN中継機を使うと、電波の届く範囲が拡張され、電波が届きやすくなります。

無線LAN中継機は当社製品DY-WE20(別売)を推奨します。(2016年5月現在)

※ 本機は5 GHz帯を使用しています。


無線LAN中継機の設置について

電波の届きにくい場所を避けて、機器同士の距離が近くなるように設置してください。

モニターを移動させて電波の受信状態を確認し、電波の状態が良好な位置に無線LAN中継機を設置してください。

無線LAN中継機に接続できない場合は、一度モニターの電源を切/入してください。

無線LAN中継機の設定や詳細に関しては、無線LAN中継機の説明書をご覧ください。


モニターの「無線と映像品質の設定」について

本体からモニターに映像を送信するときに、映像が高画質なほど(録画モードがDRや3倍録で録画した番組など)、電波の通信状態によって映像が途切れたり、停止する可能性があります。

モニターには、本体から映像を送信する際に、画質を落として映像を送信しやすくする「無線と映像品質の設定」があります。

電波が届きにくい場合は、「自動」または「無線優先(無線が途切れにくくなります)」に設定することで、映像の途切れなどを抑えることができます。

初期設定は「自動」です。

ドアホンからの電波の受信状態を確認するには

モニターのステータスバー が表示されている場合、受信レベルは安定しています。

が表示されている場合、通話が途切れたり、映像が乱れることがあります。

が表示されている場合、本機とドアホンが接続されていません。ドアホンの電源が入っているか、ドアホンに不具合がないかご確認ください。

ドアホンアイコンが表示されていない場合は、本機にドアホンが登録されていません。ドアホン登録 を行ってください。

ドアホンの説明書もお読みください。