使い方で困ったときの Q&A

文書番号:4543

「屋外で動く被写体にフォーカスを合わせる」ですね。下の解説をご覧ください。

 

 

思うように動いてくれない動物へのピント合わせ。一見すると難しいようですが、フォーカスモードを使い分けることで、精度を高めることができます。

  • AFF: 動きが不規則な被写体の撮影におすすめです(飛び回るペット、ちょこちょこと動く鳥など)。
  • AFC: ある程度動きの予想ができる被写体の撮影におすすめです(疾走する馬など)。

 

アドバイス1 AFFを使って、動きが不規則な被写体を狙う

カメラを持つと、これまで見過ごしていた日常の風景が、新しく目にとまるようになります。野鳥はそのひとつと言えるでしょう。思わぬシャッターチャンスも逃さず綺麗に残したいものです。

 

【野鳥撮影におすすめのレンズ】

野鳥を本格的に狙うためには、最低でも400mm(35mm判換算)が必要。できれば500〜600mm(35mm判換算)を用意しておきたいところです。なお、三脚にしっかり固定して撮影しましょう。

 

 

設定1. F値とISO感度を設定する

[A (絞り優先AE) ]モードを選択し、もっとも小さいF値に設定します。 手持ちで撮影する場合は、日中でもISO感度を上げると安心。[ISO AUTO]を選択すると、最大[ISO3200]まで自動的にISO感度がアップします。画質が気になる場合は[ISO感度上限設定]を[ISO1600]以下に設定します。

 

[ISO]ボタンから[AUTO]を選択

 

設定2. AFFに設定する

ちょこちょこと動きまわる鳥にピントを合わせ続けるために、以下の手順でフォーカスモードを[AFF]に設定します。

1. フォーカスモードレバーを[AFS/AFF] に合わせる。

2. [MENU/SET]ボタンを押して、撮影メニューを表示する

3. 撮影メニューが表示されていない場合は、カーソルボタンの[ ]/[ ]/[ ]/[ ] で撮影メニューを表示する。

4. [MENU/SET]ボタンを押した後で、カーソルボタンの[ ]/[ ]で[AFS/AFF]を選ぶ。

5. [MENU/SET]ボタンを押した後、カーソルボタンの[ ]/[ ]で[AFF]を選び、[MENU/SET]ボタンを押す。

6. シャッターボタンを半押ししてメニューを終了する。

 

シャッターボタンを半押ししている間に被写体が動いても、自動的にピントを合わせ直します。

 

シャッター半押し

再フレーミング

 

設定3. AFエリアを調整する

小さな鳥にはピントを合わせにくく、手前の枝などに合ってしまう場合があります。カメラ背面の[オートフォーカスモード]ボタンから[1点]を選択すれば、AFエリアのサイズや位置を自由に設定できます。

 

通常のAFエリアのサイズと位置

後ダイアルでサイズ調整、タッチで位置調整

 

【MFを使って、置きピンをする】

よく鳥がとまる枝や巣箱がある場合には、あらかじめ置きピンをして待機しましょう。カメラ背面のフォーカスモードレバーを[MF]に合わせ、次に[MFアシスト]がONになっていることを確認します。

 

[MFアシスト]をONにする

[MFアシスト]で画面を拡大

レンズのフォーカスリングを回して、よく鳥がとまる枝にカメラを向けてピント調整しましょう。フォーカスリングが存在しないレンズでは、カメラ背面のカーソルボタンで調整できます。

 

アドバイス3 AFCを使って、動きが予測できる被写体を狙う

同じく動きのある被写体でも、ある程度動きの予想ができる場合は、AFCでピント合わせを行います。

 

 

【動物撮影におすすめのレンズ】

本格的な動物撮影には、400〜600mm(35mm判換算)を用意しておきたいところです。ある程度近づける環境であれば、全域F2.8で明るさが落ちず、速いシャッタースピードを維持できる70-200mm(35mm判換算)レンズがおすすめです。

 

 

設定1. F値とISO感度を設定する

“アドバイス1”と同様です。

 

設定2. AFCに設定する

走る馬にピントを合わせ続けるために、フォーカスモードレバーを[AFC] に合わせて、フォーカスモードを[AFC]に設定します。シャッターボタンを半押ししている間、被写体の動きに合わせて常にピント合わせを行います。

 

常時ピント合わせ

 

【流し撮りをする】

被写体の動きに合わせてカメラを振りながら撮影すると、背景が流れて写ります。この効果を流し撮りと言います。

 

 

[S (シャッター優先AE) ]モードを選択し、1/100秒前後に設定します。ファインダーをのぞき、腰をひねりながら体全体を使って追いかけるのがコツ。シャッターボタンを押す際にも、動きを止めないようにしましょう。なお、連写での撮影をおすすめします。

 

アドバイス3 さまざまな表情を、高速連写で撮影する

一瞬一瞬で変わる動きや表情は、高速で連写撮影するのもひとつの手段です。

 

モード フル画素での撮影 ライブビュー ピント 露出/WB 特徴
[SH] 超高速 - - 1コマ目に固定 1コマ目に固定 肉眼では捉えきれない動きまで、撮影できます。
[H] 高速 - ○※ ○(AFF/AFC設定時) 高画質を維持したまま、高速連写できます。
[M] 中速 ○※ 1フレームずつ構図を確認しながら撮影できます。
[L] 低速 ○※

※ ピント合わせは、フォーカスモードとカスタムメニューの[フォーカス/レリーズ優先]の設定によって異なります。詳しくは、カメラの取扱説明書の「連写する」の項を参照ください。