使い方で困ったときの Q&A

文書番号:4399

「春の花を撮影する」ですね。下の解説をご覧ください。

花が咲きこぼれる春には、シャッターチャンスがたくさんあります。その表現方法も、一輪だけを美しく、咲き乱れる様を華やかに、春の風景とあわせて・・・実に多彩です。

 

背景を整理して、一輪だけを美しく

咲き乱れる様を華やかに

春の風景をしっかり取り込んで

 

アドバイス1 撮影前の確認

【レンズの最短撮影距離を確認する】

被写体にピントを合わせることができる最短距離は、レンズによって異なります。それよりも近づくとピントが合わなくなるので、留意して撮影にのぞみましょう。

 

【手ブレ、被写体ブレに注意する】

クローズアップの撮影では手ブレが発生しやすいため、できる限り三脚でカメラを固定してください。また、風で花が揺れ動けば、被写体ブレを起こす危険性もあります。ブレてしまう場合は、日中でもISO感度を上げ、速いシャッタースピードを確保。風がやむのを待ってから撮影しましょう。

ISO感度を上げすぎると画質が落ちる可能性があります。普段からさまざまなISO感度で撮影をおこない、納得できる画質を見つけておきましょう。

 

アドバイス2 ボケをコントロールする

(絞り優先AE)]モードで、ボカしたい場合はF値を小さくし、前後のボケをコントロールしながら撮影します。ピントを合わせたい場合はF値を大きく設定しますが、絞り過ぎると解像感が劣化することがあるため、F11前後までをめやすに設定します。(あくまでめやすですので、望むような写真が撮れない場合は、絞り込みましょう)。またボケは、焦点距離や被写体との距離によっても変わってきます。以下の様に、撮影条件によってボケの状態は変わります。

 

条件1 F値が小さい方がボケる

 

焦点距離 (35mm判換算) :88mm F4.7

焦点距離 (35mm判換算) :88mm F11

 

条件2 レンズの焦点距離が長い方がボケる

 

焦点距離 (35mm判換算) :420mm

焦点距離 (35mm判換算) :35mm

 

条件3 カメラと被写体との距離が近い方がボケる

 

焦点距離 (35mm判換算) :280mm F5.8

焦点距離 (35mm判換算) :280mm F値:F5.8

 

条件4 被写体と背景との距離が離れている方がボケる

 

焦点距離 (35mm判換算) :100mm F8.0

焦点距離 (35mm判換算) :100mm F8.0

 

【絞りを開ける - 背景を整理して、一輪だけを美しく】

まず、引き立てたい一輪の花を探します。そして、ほかの花々などが入らず、一輪だけが引き立つような、背景がシンプルな構図を探しましょう。かつ、被写体と背景との距離が離れた構図であることも意識しましょう(条件4)。そして、F値をもっとも小さい設定にして(条件1)、撮影を行います。

 

焦点距離 (35mm判換算) :100mm F5.6

標準ズームレンズを使用する場合は、条件2を意識し、望遠端で撮影するとボケやすくなります。条件3も意識しましょう。

 

 

望遠ズームレンズを使用する場合も、“条件2”の通り、望遠側で撮影するとよりボケやすくなります。手ブレに注意しましょう。

 

 

単焦点レンズを使用する場合は、“条件3”を意識し、被写体に近づいて撮影するとボケやすくなります。

 

 

【絞りを絞る - 前後の花も取り込んで、咲き乱れる様を華やかに】

上記の撮影設定よりも、ほんの気持ちだけ被写体から離れ(“条件3”と逆の考え方です)、前後に他の花々が入り込む構図を探しましょう(“条件4”と逆の考え方です)。F値は大きく調整します(“条件1”と逆の考え方です)。花々が咲き乱れた、春らしい華やかさを表現できます。

 

焦点距離 (35mm判換算) :378mm F6.3

焦点距離 (35mm判換算) :100mm F8

 

【広角側で絞り込む - 風景をしっかり取り込む】

標準ズームレンズの広角側を使用し(“条件2”と逆の考え方です)、完全に被写体から離れて(“条件3”と逆の考え方です)、風景の一貫として花を撮影しましょう。 F値は大きく調整します(“条件1”と逆の考え方です)。“どこで撮影したか”という情報を盛り込むことで、見る人の関心を高める一枚が撮れます。広角の単焦点レンズでも、同じ様な撮影方法で同等の撮影効果が得られます。

 

焦点距離 (35mm判換算) :28mm F8

焦点距離 (35mm判換算) :28mm F8

標準ズームレンズや単焦点レンズを使用する場合は、下記のレンズがお薦めです。

 

 

 

【色々なレンズを使って撮影する】

風景撮影には、もちろん、超広角撮影が可能なLUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH.もおすすめ。遠近感のあるダイナミックな表現が可能です。

 

 

 

また、LUMIX G FISHEYE 8mm / F3.5を使用すると、対角線画角180度の魚眼レンズならではの遠近感やデフォルメ効果などの表現が味わえます。

 

 

 

アドバイス3 ピントを合わせる

【小さな花にも、正確にピント合わせができる】

ルミックスGシリーズのカメラでは、AFエリアの大きさや位置を調整可能。以下の手順で、小さな花にも正確なピント合わせができます。

1. 本体上面にあるモードダイヤルを回して、プログラムAEモード「」、絞り優先AEモード「」、シャッター優先AEモード「」、マニュアル露出モード「」のいずれかに設定する。

2. フォーカスモードレバーを[AFS]または[AFC]に合わせる。

3. カーソルボタンの[ ]を押す

4. カーソルボタンの[ ]/[ ]で[ (1点)]を選ぶ。

5. カーソルボタンの[ ]を押し、カーソルボタンの[ ]/[ ]/[ ]/[ ]又はタッチでAFエリアを移動する。

6. コントロールダイヤルを回してAFエリア枠の大きさを変更する。

7. [MENU/SET]ボタンを押し、AFエリア枠の位置と大きさを決定する。

 

【置きピンをして待機しましょう】

花が風にそよぎピントが合いづらい場合は、置きピンをして、風がやむのを待ちましょう。

 

設定1. マニュアルフォーカスの設定

カスタムメニューの[MFアシスト]と[MFガイド]をONにします。次にフォーカスモードレバーを[MF] に合わせ、マニュアルフォーカスに設定します。

 

設定2. 手動でピント合わせ

枝などにカメラを向けて、ピント調整を行います。電動ズームレンズを使用する場合は、レンズ横のフォーカスレバーで操作してください。

 

 

 

MFアシストで画面拡大表示、MFガイドでピントを合わせたい方向が確認できます。

 

【ズーム位置メモリーをONに】

電動ズームレンズであるLUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.を使用する場合は、カスタムメニューの[パワーズームレンズ]設定で、 [ズーム位置メモリー]をONに。鳥を待つ間に電源がOFFになっても、電源をONにすると、もとのズーム位置へ自動的に戻ります。※

※ スリープモード解除後は、必ずピントを合わせ直してください。