使い方で困ったときの Q&A

文書番号:4148

「夜景を印象的に撮る」ですね。下の解説をご覧ください。

ひとくちに“夜景撮影”といっても、多彩な表現方法があります。被写体ブレである光跡なども、表現のひとつとして生かして楽しむことで、夜景撮影の幅が広がります。[ (シャッタースピード優先AE)]モードで、シャッタースピードをコントロールし、印象的な夜景表現に挑戦してください。

水面の映り込みを生かして

焦点距離 (35mm判換算) :47mm

シャッタースピード:8秒

車の光跡を生かして

焦点距離 (35mm判換算) :32mm

シャッタースピード:2.5秒

撮影中にズームリングを回して

焦点距離 (35mm判換算) :28mm

シャッタースピード:1.3秒

 

アドバイス1 夜景撮影の大原則

【三脚を使用する】

下記の写真のシャッタースピードに着目してください。一般的に 「 1 / 焦点距離 (35mm判換算) 」 秒以上が手ブレを防ぐ目やすだといわれており、手持ちでは撮影できません。夜景表現を楽しむための大原則は、三脚でカメラを固定して撮影することです。

 

 

また、夜景撮影の場合は“ISO感度を上げる”といわれますが、三脚を使用して撮影する場合は、もっとも低い[200(明るいレンズ使用時は拡張ISO感度設定後125)]に設定しても問題ありません。

 

【セルフタイマーを使用する】

シャッターボタンを押した際の衝撃を防ぐために、セルフタイマーを使用してシャッターを切ることも、夜景撮影の一般的手法です。

 

セルフタイマー2秒

 

【フラッシュはOFFにする】

また、夜景撮影の際は、基本的にフラッシュは発光させないということも忘れないようにしましょう。ただし人物を撮影する場合には、スローシンクロで、フラッシュを使用することがあります。

 

アドバイス2 構図とシャッタースピード

被写体の明るさや、被写体との距離によって、適切な設定は異なります。魅力的な夜景のひとつである海辺や川辺の夜景では、“水面の映り込み”をバロメーターにして、構図とシャッタースピードを調整してみましょう。

 

【構図の決め方】

 橋の全景を捉えた左の写真も美しいですが、暗い水面や夜空が気になる場合は、右の写真のように少しズームをすると華やかになります。

 

焦点距離 (35mm判換算) :28mm

焦点距離 (35mm判換算) :47mm

 

【シャッタースピードの決め方】

“水面が華やかに写るまで”調整してみましょう。下2つの写真を例にすると、15秒では波が微かに残っていますが、20秒では、水面がより滑らかで美しくなっています。

 

シャッタースピード:15秒

シャッタースピード:20秒

 

アドバイス3 被写体ブレを生かした撮影

被写体ブレという言葉は、良い意味では用いられません。しかし夜景撮影では、車の光跡や人の残像をうまく生かすことで、作品に躍動感が生まれます。

 

【車の光跡を生かす】

右の写真の撮影のポイントは、撮りたい瞬間よりも、早めにシャッターを切ること。どんなカメラにも“レリーズタイムラグ”が存在し、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまで、わずかな時間差が発生するからです。

 

シャッターを切るタイミングが遅い

シャッタースピード:1秒 

早めにシャッターを切れている

シャッタースピード:2.5秒

 

【人の残像を生かす】

人の残像を表現する場合は、シャッタースピードがポイントです。あまりスローに設定しすぎると、シルエットが消えてしまうからです。右の写真は1.3秒で撮影しています。

 

シャッタースピード:1.3秒

 

【ズームリングを動かす】

光が飛び出しているかのようなユニークな表現は、ズームレンズを手動で動かせる、一眼ならではの表現方法です。

この写真は、カメラにLUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(35mm判換算:28-90mm)を装着。シャッターボタンを押した後、カメラが1.3秒間かけて露光を行っている最中に、ズームリングを28mmから90mmまで回転して撮影しています。

シャッターを切る少し前から、ズームを動かしても綺麗な写真になります。パワーズームレンズやズームアシストレバーをお使いになると、ズーム操作が楽になります。

 

焦点距離 (35mm判換算):28mm⇒90mm

シャッタースピード:1.3秒

アドバイス4 温かみのある色、クールな印象を与える色

シャッタースピードの説明を中心に行ってきましたが、色味の調整も表現のひとつです。オレンジ色の温かみある夜景も、ホワイトバランスを調整すれば一転、青くクールな印象に。ホワイトバランスを白熱灯に設定すると、すっきりした青色になります。

ルミックスGシリーズのカメラでは、クリエイティブコントロールで多彩なフィルター効果を選ぶこともできるので、表現意図に合わせて楽しんでください。

 

ホワイトバランス:オート

ホワイトバランス:白熱灯