文書番号:4274

「体育館で子供を撮影する」ですね。
下の解説をご覧ください。

体育館で動きまわる子供を、ブレなく撮影する。プロのスポーツカメラマンでも難しいシチュエーションでの撮影を、より成功に近づけるための方法をご紹介します。

撮影モードを[ (シャッター優先AE)]モードに設定し、撮影してみましょう。

 

 

アドバイス1 ISO感度と画質を設定する

 

設定1. ISO感度を上げる

撮影メニューの[ISO感度上限設定]から、確実にブレを防ぎたい場合は[3200]に、画質を優先したい場合は低めに設定します。

[ISO]ボタンを押し、後ダイヤルを回して、[AUTO]を選択。上述の数字を上限に、カメラが最適なISO 感度を設定します。

 


ISO感度を上げすぎると画質が落ちる可能性があります。普段からさまざまなISO感度で撮影をおこない、納得できる画質を見つけておきましょう。


 

設定2. 画質を設定する

撮影メニューの[クオリティ]で[RAW+JPEG]を選択し、撮影を行います。RAWデータとは、カメラ内部で処理が行われていないオリジナルデータのこと。付属ソフトのSILKYPIXで、露出補正、WB調整、ノイズ除去、トリミングなどを行い、JPEGに現像できます。又、カメラ本体でもWB(ホワイトバランス)や露出を調整してから、JPEG形式データに現像できます。

 

 

わかりやすいメニュー構成で、かんたんに調整できます。

 

 

※インストール可能なパソコンなど、詳しい動作環境は、 SILKYPIX®公式ページ でご確認ください。

 

アドバイス2 シャッタースピードを上げる

 

調整方法1. シャッタースピードを設定する

後ろダイヤルを回して、シャッタースピードを1/250〜1/500秒に設定。試し撮りを行い、被写体ブレを防げそうかを確認し、微調整を行っていきます。

[露出メーター]で赤色に表示される範囲は、露出アンダー(もしくはオーバー)です。黒色の範囲内で調整を行いましょう。

 

 

 

調整方法2. 露出をアンダーにする

露出を−1に補正すると、シャッタースピードを約2倍の速さまで調整できるようになります。下記の画像の[露出メーター]をご覧ください。黒色の範囲が1/500秒まで広がりました。

露出補正は、ボタンを押して露出補正操作に切り換え、次に後ろダイヤルを回して行いましょう。また、撮影後に、付属ソフトで明るく補正しましょう。

 

 

 


ISO感度を上げすぎると画質が落ちる可能性があります。普段からさまざまなISO感度で撮影をおこない、納得できる画質を見つけておきましょう。


 

調整方法3. 明るいレンズを使用する

開放F値が明るいレンズを使用することも、一般的な手法のひとつです。たとえばF値が約1/1.4倍の明るさになると、シャッタースピードを約2倍の速さまで調整できるようになります。

上述の“調整方法1” “調整方法2”で、開放F値がF3.5のレンズを使用した場合、F3.5を1/1.4倍するとF2.5になります。つまり開放F値がF2.5のレンズに交換するだけで、約2倍の速さまで調整できるようになります([露出メーター]の黒色の範囲が、1/500秒まで広がります)。ルミックスGシリーズの明るいレンズを準備して、撮影に臨みましょう。

 

 

アドバイス3 撮影を成功に導くためのテクニック

ISO感度とシャッタースピード以外にも、ちょっとしたテクニックで、撮影の成功率を上げることができます。

 

手順1. 広角側で撮影する

子供の笑顔をズームアップできれば魅力的ですが、被写体の動きが速いと、フレームアウトする危険性が高くなります。また、一般的なレンズでは、ズームをするとレンズが暗くなり、シャッタースピードが落ちて、ブレの原因となります。これらのリスクを避けるために、レンズは広角側を使用しましょう。

 

手順2. AFロックを行う

跳び箱のように、動きが予測できるシチュエーションでは、構図を確定してAFロックを行います。カスタムメニューの[AF/AEロック切換]を呼び出し[AF LOCK]を選択。次に[AF/AEロック維持]をONにします。

 

跳び箱の手前側(子供が手をつくと予測される部分)にカメラを向け、[AF/AE LOCK]ボタンを押します。[AF LOCK]に設定することで、フォーカスする時間を省略して、素早くシャッターを切ることができます。

 

[AF/AE LOCK]ボタン

予定位置にピントを合わせる

 

手順3. 早めにシャッターボタンを押す

あとは、子供がその位置に来た時点でシャッターを押すだけ。撮りたい瞬間から、ほんの少し早めにシャッターを切るのもコツです。どんなカメラにも“レリーズタイムラグ”が存在し、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまで、わずかな時間差が発生するからです。

 

【高速連写で撮影する】

 

もちろん、念には念を入れて、高速連写で撮影を行いましょう。

モード フル画素での撮影 ライブビュー ピント 露出/WB 特徴
[SH] 超高速 - - 1コマ目に固定 1コマ目に固定 肉眼では捉えきれない動きまで、撮影できます。
[H] 高速 - ○※ ○(AFF/AFC設定時) 高画質を維持したまま、高速連写できます。
[M] 中速 ○※ 1フレームずつ構図を確認しながら撮影できます。
[L] 低速 ○※

※ ピント合わせは、フォーカスモードとカスタムメニューの[フォーカス優先]の設定によって異なります。詳しくは、カメラの取扱説明書の「連写する」の項を参照ください。