デジタルカメラ講座

LUMIX
レンズの種類:広角レンズ
【第十九回】

画角がワイドな広角レンズは、広い範囲を写しとることができます。
被写界深度が深いため、ピントの合う範囲も深く、遠近感を強調した撮影ができます。

一般に60度以上の画角を持ち、広い範囲を写しとることができるレンズを広角レンズと呼びます。広角レンズの特徴は、近い被写体は近いまま、遠くの被写体はより遠くに感じさせるパースペクティブ(遠近感)を強調した描写です。また深い被写界深度により、手前から遠くまでピントを合わせたパンフォーカス撮影も得意なレンズです。

広角レンズの2大効果

広角レンズの効果は、近いものをより近く、遠いものをより遠く表現する極端な遠近感による<パースペクティブ効果>と、近景から無限遠までしっかりとピントの合った<パンフォーカス効果>です。

強烈なパースペクティブ効果 全域にピントの合うパンフォーカス効果

超広角レンズ

焦点距離が20mm以下の特に画角の広いレンズを超広角レンズと呼びます。極端な遠近感やパースペクティブによるスケール感あふれる描写が魅力です。

14mm 20mm
人間の視角をはるかに超えた広い画角で、壮大なスケール感を演出。 極端なパースペクティブを活かしたダイナミックな表現。

広角レンズ

焦点距離が28mmから35mmまでのレンズを広角レンズと呼びます。メイン被写体と背景をバランスよく切りとることができるため、風景撮影からスナップ撮影まで幅広く活躍します。

28mm 35mm
広大な画角と深い被写界深度で手前から奥までピントのあったパンフォーカス撮影も手軽です。 画角が広いため、メイン被写体と背景をバランスよく写すことができます。
広角レンズでは人物にグッと近寄って!

50mmレンズでは、ほぼ見たままのイメージで写りますが、広角レンズではご覧のように人物が小さくなってしまいます。広角で人物をスナップ撮影するコツは、グッと近寄ること。そうすれば人物と背景のバランスが最適な写真が写せます。

肉眼に近い50mmレンズでの撮影 同位置から20mmレンズで撮ると・・・


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